富幸の会   ~中国茶~

{個性的な中国茶葉の数々。}
b0111551_19111059.jpg

個人的な感覚なのですが、喫茶の中で好むものは、まず日本茶。そして中国茶。紅茶、コーヒーと言うような按排です。
コーヒーの薀蓄は巷で多く耳にしたり眼にいたしますが、日本茶・中国茶・紅茶などの講釈をしてくれる方々は随分少ないように感じます。雑誌があまり取り上げないからでしょうか?
日本人は、無いものねだりなのか身近なものは評価対象から外れ、舶来のものなどは珍重いたします。
コーヒーにお金を払っても、日本茶はタダだ。という意識が浸透しています。
海外の方々が日本の飲食店に入って、黙っていもお茶と御絞りが出ることに驚かれるそうです。でも、日本人には当たり前のことで、‘それは’タダというものです。日本人のサービス精神・優しさ・持成しの精神が息づいているものです。それが出来る環境・分かる環境が無くならなければいいですね。
長くお世話になっているお茶屋の母さんが「お茶屋って商売は地味だよ~。」っという言葉が印象的です。毎日のことなのだけど、コーヒーと違って日本茶は目立たないし注目度は低いし微々たるお金と言うことでしょう。
日本茶の世界はその様な現状ですが、中国茶はどうでしょう?
{中国茶に合わせて。自家製豚足のパテ。新玉葱スライスと柚子胡椒ゼリー添え。}
b0111551_19113578.jpg

飲食に執着をお持ちの方々だけを集めて遊んでいる富幸の会。今回は中国茶をお題にいたしました。
喫茶部門で一番高価なものが中国茶です。
名の知れ渡った銘茶は、時には100g数十万円。オークションに出品されたものには数百万円の値が付いたものもあるようです。
中国茶の魅力は何といっても幅広くバラエティーに富んでいることでしょうか。色々な味が楽しめます。
白茶・黄茶・青茶・緑茶・黒茶など、採れる産地、製造・発酵過程、古木、新芽、標高差などのテロワールで様々な味が楽しめます。
烏龍・鉄観音・凍頂烏龍・ジャスミン・プーアルなどはよく耳にすることでしょう。でも、それ以外はご興味の無い方々には、無縁の産物かもしれません。
今回自分がセレクトした中国茶はというと、
・古樹銀針(こじゅぎんしん)
・鉄観音蘭韻(てっかんのんらんいん)
・梅蘭生茶(ばいらんなまちゃ)
・碧譚瓢雪(へきたんひょうせつ)
・蜜香黄金芽(みつこうおうごんめ)
・凌雲毛尖(りょううんもうせん)
・鳳凰烏龍鴨糞香たんせん(ほうおううーろんかもふんこう)
・伝統式凍頂烏龍炭焙(でんとうしきとうちょううーろんたんばい)
・ウーリャン山プーアル熟茶
・天池梨山茶(てんちりざん)
・鳳凰烏龍蜜花香たんせん(ほうおううーろんみつかこう)
・太平ほう魁(たいへいほうかい)
樹齢350年の一本の古木から採取したものや、標高1800mに生息する茶木、産毛をまとった新芽だけを摘み取ったもの、ウンカという小さな虫が食べた葉だけを集めた茶、押し花のような5~6cm程の大きな茶葉、大統領の愛飲する茶などなどをご紹介させていただきました。
仕入れは15g~50gほどでそれぞれ買い求めましたが、分かりやすく数字を並べると、100g数万円のものがほとんどです。そのお値段のクラスになると洗練されて雑味や濁りが無く、中には上質の玉露を連想させる味わいの中国茶もあります。これほど一同にタイプの異なる色々な中国茶を一晩で味わえることはなかなか機会は無いのではないかと思います。
ほぼ全て無農薬で栽培された中国茶ばかりですから、安心して楽しむことが出来るでしょう。
{太平ほう魁。味わいはまるで特上日本茶。静かで落ち着いて洗練された味わいは、かなりお茶を飲みこなしたマニア向けという感じです。}
b0111551_19124566.jpg

料理も今回は中国茶に合わせて、中華鍋を多く振り、少し油を利かせながらもしつこくなくするため太白ごま油で炒め、ニンニクを使わず、繊細な中国茶の香りを楽しめる料理をご用意いたしました。
・八甲田山竹の子糸こんにゃく炒め
・豚足のパテ 新玉葱スライスと柚子胡椒ゼリー添え
・メンマ、玉葱、青梗菜、鰯焼き干し出汁塩スープ
・アスパラ、烏賊塩炒め
・厚揚げ、椎茸、木耳、中華風醤油煮
・ゴールデントマトのフルーツトマト和え
・ザーサイ、豆もやし、生姜スープ
・和風蟹玉八方だし甘酢あん
・鶏肉の和風カシューナッツ炒め
・焼き干し入りぶっかけ中華麺
・ゴールデンキュウィとフルーツトマトの晩柑煮大納言小豆掛け
{今回の出品日本酒。中~上級者向けのお酒。}
b0111551_1915163.jpg

毎度の事ながら、幹事長お任せの日本酒も出品いたしましたが、美味しいお茶を飲んでしまうと満足度が高く、体が他のものを受け付けなくなるのでアルコール類はあまり進まなくなります。
今回は予想通り、いつもの三分の一もお酒類が進みませんでした。
今回のお題にはあまりにも勿体無いほどの限定酒。このお酒達だけでも楽しめる品物ばかりです。
・白隠正宗 生元純米
・美酒の設計 純吟無濾過原酒生酒
・石槌 無濾過純米舟搾り
・東洋美人 原点 25BY 奇跡の新酒
・仙禽 純米大吟醸 ラスト愛山
・王禄 渓 純吟本生
・王禄 意宇(おう) 純大吟
{赤鳥の和風カシューナッツ炒め。}
b0111551_1917391.jpg

今回の中国茶のアドバイザーをお願いしたのは、長野県のお茶屋さん、
中国・台湾・日本茶・紅茶専門店(株)HOJOさんです。
ご興味のある方は、ご覧くださいませ。
お茶に興味のある方なら、なかなか面白くお茶の講釈を拝見出来るかもしれません。
b0111551_19254180.jpg

{雲南省の山岳地帯の少数民族が自然に任せた古木から産毛を被った新芽だけを摘み取り乾燥させた白茶。古樹銀針。}


ヤフーブログ‘食の桃源郷 青森’もご覧ください。
ライブドアーブログ‘世界に誇れる青森の郷土料理’もご覧ください。
[PR]
Commented by yydd at 2014-08-04 13:46 x
太平ほう魁は味が強く、男のお茶と思います。今年の四月、一度黄山に行き、お土産として、「太平ほう魁」と「黄山毛峰」と「祁門紅茶」を買いました。どちでも上質。価格は割に安い。50g・1000円程度です。
Commented by tk-mirai at 2014-09-02 19:25
yyddさん今晩は。中国茶の価格は幅が広く、同じお茶でもランクで価格差もあり、偽物なども多く出回ると聞いております。現地でも良質のものもあれば、近郊で取れたからブランドを名乗ってお土産用に下等なものも売られているとも聞きます。買う方は販売者を信用するしかないのでしょう。買って飲んでみるのが一番評価が出来るでしょう。自分は満足度の問題もありますが、アドバイザー料として少し価格が高くても取引のあるお茶屋さんから仕入れて飲んでいます。他に安いお茶屋さんもあるのも知っていますが、色々な情報も聞けるので良しとしております。この頃は君山銀針や金芽という紅茶などもいただいていますし、コーヒー研究家からエチオピア豆をいただいたり、静岡煎茶をいただいたり気分で遊んでおります。「黄山毛峰」「キームン紅茶」もそのうちいただきたいと考えております。お茶の文化は心を落ち着かせますね。
by tk-mirai | 2014-06-30 22:39 | Comments(2)

未来のオーナーのブログ


by tk-mirai
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31